現実は・・・・

家族が入院したら心配で
早く元気になってほしくて・・・
って思う家庭が圧倒的なんですが、
少なからず、


「帰ってこられても困る」的扱いを
受ける患者さんというのもいます。


家族の問題っていうのは、外からでは図れない
深いものがあります。
何十年という家族の歴史の中で
さまざまなことがあり、さまざまな感情があったわけです。
だから、引き取れないという家族を
「悪」と決めるわけにも行かないわけです。



でも、家に帰れなくて落ち込んで、
食事ものどを通らなくて、ふと見ると、
シトシトと涙を流している姿の患者さんを見ると
なんともいえない気持ちになります。


まぁ、家に帰ってもたぶん、介護放棄が
まっているわけでっていうか、すでに、
介護放棄の情報が入ってますけどね・・・。
それでも、家がいいんですよね。
誰も、介護してくれなくても、やっぱり
自分の家がいいわけです。


いらなくなっちゃう家族って何なんでしょうね?
いつ、どこで、どうしていらなくなっちゃったんでしょうか?
絶対に必要だったはずだし、とても、その人をありがたいと
思っていた時期もあっただろうになぁ・・・・。


切ない世の中になりましたねぇ・・・。