精神労働

今の職場って、肉体労働よりも
精神労働の方が多い気がします。


がんの末期の人もいるため、
結構激しい不穏などがあります。
また、家族が付き添い、それを目の当たりにすることで
家族がパニックを起こしたりします。


その家族をフォローするのに1時間以上
とられることは、よくあることです。



急性期って、基本的に治療を目的にしているから
患者が不穏で拒絶しようが、なんだろうが、
やるべき処置(たとえば、吸引や服薬、点滴)は
二人ががりで押さえつけてでもやるんだけど
(っていうか、前の病棟では少なくともそうだったんだけど・・・)



がんの終末期になると、治療が目的というより
QOLの維持というか、穏やかな最後を目的にするので
すべてが、患者と家族のペースであり、
治療も痛みをとる事、不安を取ることに主眼が置かれるので、
なんというか、無理に何かをするということはないです。



だから、処置も少なくて楽な面もあるけど、
記録が結構大変です。しかも精神面のことを
記録に残すのって、結構時間がかかります。


今、思うと、急性期の記録って楽でした。
皮膚とか、呼吸とか、そういうのが中心でしたから。
精神面の記録って、アセスメントが大変です。
一人の患者のひとつの記録に1時間以上かかることもあります。


やはり、誰が読んでも分かるものにしなきゃいけないので、
結構、文章を練って、簡潔に書く必要があります。
それって、だらだら書くよりもかなり時間をとります。
業務そのものは早く終わるんだけど、
この記録類に時間をとられ、家に帰るのは
どうしても8時過ぎになることが多いです。


そして、すごく精神的に疲労するので、
ものすごく眠くなります。
なので、ご飯を食べてすぐ寝てしまいます。


そのせいか、私、太りましたよ・・・○| ̄|_
あの激痩せはどこへ?って感じです。


でも、やはり、私に癌センターはあっているのか
疲れていても、休みの日には少しずつ勉強する
意欲があり、日々、教科書とノートを開いています。
ここで、頑張りたいって思える世界ですね。
なので、この世界をもっと学びたいと思います。