ざっくばらんな感想

企業に勤めていた私からみた
看護の世界について簡単に書いてみようかなぁって
思います。


企業は1つの仕事を長期にわたって分担しています。
だから、立場の上下があろうが、
部門が違おうが、協力しないと仕事が
進まなくなります。


だから嫌いな人でも、適当に和を壊さないように
しなくてはなりません。
嫌いでも、意地悪すると仕事が進まなくなります。
下っ端の事務職員でも、事務処理を意図的に
滞らせて、上の人を困らせる事は可能です。


色々な意味で仕事が繋がっているので、
とりあえず、みなと仲良くやっていくしかないのです。


ところが、看護って同じ病棟の看護師同士で
協力しなくても、仕事が成立しちゃうんですね。
(看護の仕事の全てがそうだとはいいませんが・・・・)


特にプライマリーナーシング制だと
勤務時間に自分が担当する患者に責任をもてばよいので、
他の人が担当する患者には、それほど大きな責任がないんですよ。


もちろん、ナースコールとかは皆で
出るから、コールに出た人に責任が来ることも
ありますけどね。
でも、コールに出ても、基本的に担当の看護師に
返すことが多いので、やはり、仕事が個人で自己完結する傾向が
あるなぁって思うんです。


そのせいか分かりませんが、仕事上の人間関係に
個人の感情をモロに出しても、仕事そのものは
すすんでいくんですよ。

私は常々、なんで、看護の世界って新人イジメとか
陰湿な事が起こるんだろうって思っていたんですが、
自分が勤めてみて「あー、なるほどねぇ」って思いました。


仕事が個人で完結する傾向があるから、新人イジメても
自分の仕事は困らないからなんだろうと思いました。


チームナーシングとか、チームとプライマリーの混合とか、
その病院の看護体制によっても色々あるから、
一概にはいえないでしょうけど、
また違うものがあるんでしょうけど・・・。